先日とある事情でレジ袋にモノを入れる役になったんです

レジ袋って新品の時は100枚くらい束になってて頭んとこだけ留ってるんで、そこから１枚づつ千切って使うじゃないですか

ほんでその状態だと袋がピタッとくっついてるんで、合わせ目んところを指でコショコショしたりして開くんですけど、加齢のためなのか何なのかわからんけど指先に潤いが無いために全然開かんのですわこれが

いや、暖房効いてて乾燥してたからとか色々あるんですけど、それにしても開かんし、かといって人がおる前で指なめるわけにもいかんし、少しでも湿気のありそうなもの触ってみたりして四苦八苦しながら開いてたんですよ

さんざん苦労してやってる横で娘がなんかコソコソやってるんで、何やっとんじゃ人がこんなに苦労してんのにって見てみると、ものっ凄い小さな鶴を折ってるんですよ

「え、これどうしたん？」

「折った」

「え、どうやって？」

「いや、手に決まってるやん」

「うそや！こんなん折れるわけない！」

「いやほんまやって」

「じゃ折ってみい！」

って言うてたらホンマに手で折りました

この器用さを何かお金に変える方法はないかと真剣に考え始めたら「こんなん誰でも折れるで」って言われて夢が破れました

でも「誰でも」の中に入っていない、満足にレジ袋も開けることが出来ないワタクシは一体なんなんだろう？

と、最近も悩みが絶えません

では