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大型ディスプレイやプロジェクター導入時のポイント

学校講義室や会議室、イベントホール等において大きな投資となるのが大型ディスプレイやプロジェクターの導入。AVコミュニケーションの中心として、欠かせない存在です。会場にフィットするよう、必要な大きさを目安にディスプレイやプロジェクターの検討はできますが、困るのがその周辺機器。どんな機能が必要で、何を準備したらよいのでしょうか?重要なポイントをまとめてみしょう。

ポイント1:さまざまな入力機器への対応

プロジェクターやディスプレイにはさまざまな入力端子がありますので直接接続すればよいのですが、これを離れたところから接続したり、集中管理するには「セレクター」や「スイッチャー」と呼ばれる「切り替え器」が必要になります。必要な端子を備えていることはもちろん、ディスプレイやプロジェクターが受信できる信号への変換も必要です。アナログからデジタルまで様々な映像信号に対応するには「マルチフォーマット対応」の機器を選定するとよいでしょう。また、著作権保護の仕組み「HDCP」に対応している必要があります。

ポイント1:さまざまな入力機器への対応

ポイント2:正しく表示するためのツール

入力する信号によって、縦横比はさまざまです。ビデオ信号であれば「4:3」「16:9」。パソコンであれば「4:3」「5:4」「16:9」など。これを解決するには、まず入力機器側が正しい信号を出すようにする必要があります。HDMIやRGB端子の映像信号の場合、それを行うのが「EDIDエミュレーター」。そして受信した映像信号の縦横比の調整には「スケーラー」を使用します。

ポイント2:正しく表示するためのツール

スケーラー内蔵のコンバーター「VC-1-SC」

ポイント3:音声をどうするか

マイクなどの拡声はもちろん、プレーヤーやパソコンの音声も重要です。HDMI信号での接続なら、いっしょに送られてくる音声を分離してオーディオシステムに送る必要があります。また、映像レコーダーに記録するなら、音声をHDMIにのせて送る必要があります。TV会議システムを導入する場合、送信する音声と会議室内の音声は個別に調整する必要があります。これらは「コンバーター」や設備用の音声ミキサーなどで対応します。

ポイント3:音声をどうするか

コンバーター「VC-1シリーズ」

ポイント4:マルチスクリーンや合成

ディスプレイやプロジェクターの低価格化によって、複数の画面をレイアウトすることも増えています。同じ画面を繰り返すだけではなく、全部をつなげて拡大した迫力のある表示は大きな魅力です。また、大きな1枚のディスプレイを購入するよりも、4分割したほうがコスト面でも有利です。複数の画面を同時に表示したいときには「PinP」という合成を使います。これらを実現するにはスイッチャーの後ろに「プロセッサー」を接続して分割や合成を行います。

ポイント4:マルチスクリーンや合成

ポイント5:映像ケーブル

ディスプレイやプロジェクターを離れた場所に設置する場合、「延長器」を使用します。手軽で安価なLANケーブルを使用するタイプが人気です。両端に送信器と受信器を接続してHDMI信号延長します。おすすめは「HDBaseT」という延長方法です。設備によく使われるディスプレイやプロジェクターには「HDBaseT」の受信部分が内蔵されてモデルがあり、直接接続できるからです。 なお「HDBaseT」はメーカーによって名称が異なることがあり、たとえばPanasonicでは「DIGITAL LINK」と呼んでいますが、信号はHDBaseTと互換性があります。

ポイント5:映像ケーブル

ポイント6:コントロール

このようなAVシステムは、複雑で操作する部分が多数あります。選任のオペレーターをつけずに快適な運用を行うには、多くの場合、トータルコントロールする「操作盤」を設置します。操作盤には、AVシステムがすぐに使えるようにワンタッチで用途に応じた設定を呼び出すボタンや音量のスライダーを配置し、誰でも使えるようにシンプルにまとめておきます。操作盤には「システムコントローラー」がつながっていて、それがシステムの機器をまとめてコントロールします。

ポイント6:コントロール

タッチパネルの例

【おすすめのパッケージ】

このように、AVシステムはたくさんの機器でシステムを構築し、さらに、それらをコントロールするプログラムを組む事が必要です。そこでおすすめしたいのが「XSシリーズ」。6つのポイントとなる機器がすべて内蔵されています。ビデオもオーディオもすべて接続、シンプルな操作でトータルコントロールできる「マトリックス・スイッチャー」です。切り替えだけでなく、複数のディスプレイやプロジェクターを使用した拡大表示や、ピクチャー・イン・ピクチャーによる4画面までの合成も可能。iPadによる遠隔コントロールも可能。シーンに応じた設定をワンタッチで呼び出すこともできます。省スペースでコストパフォーマンスに優れたソリューションです。

【おすすめのパッケージ】

「XS-84H」と「iPad」によるリモート・コントロール

XSシリーズのラインナップ

必要な出力数に応じて3モデルあります。

XSシリーズのラインナップ

【システム例】学校講義室

【システム例】学校講義室

【システム例】イベントホール/教会

【システム例】イベントホール/教会

【システム例】会議室

【システム例】会議室

【システム例】TV会議室

【システム例】TV会議室

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