2010.03.17 11:32
1998.4.4
私は今感動と感激そして素晴らしい空間の中に立っています。
心の奥底から湧き上がる皆様に対する感謝と、熱い思いを止める事が出来ません。
カウントダウンが始まってから、かなりの時間が経ちました。
いよいよ今日がこのガウンの姿が最後となります。
思えば右も左も分からない青年が力道山の手によってブラジルから連れ戻されました。
それから38年の月日が流れてしまいました。
最初にこのリングに立った時は興奮と緊張で胸が張り裂けんばかりでしたが、
今日はこのような大勢の皆さんの前で最後のご挨拶が出来るということは、
本当に熱い思いで言葉になりません。
私は色紙にいつの日か闘魂という文字を書くようになりました。
それを称してある人が燃える闘魂と名付けてくれました。
闘魂とは、己に打ち勝つ事、そして闘いを通じて己の魂を磨いていく事だと思います。
最後に私から皆さんにメッセージを贈りたいと思います。
「人は歩みを止めた時に、そして挑戦を諦めた時に年老いてゆくのだと思います。
この道を行けばどうなるものか。
危ぶむなかれ、危ぶめば道は無し。
踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。
迷わず行けよ、行けばわかるさ」 ありがとう。
あれから12年、僕も32歳になりました・・・
by [サウンドシステム大阪] 田崎尚紀|