短編集です。 生物都市って話が好きです。 庵野さんが影響を受けたっていうだけあって、これってもうまるまる 人類補完計画のルーツやんーーーという感じなんですが、それよりも うちょい全体的にシュールでクスっときます。補完されていく様なん てもうなんというか楽しそうにすら感じます。 ラストの方に出てくる謎のナチュラリスト系おっさんの唐突っぷりも 半端ないです。
さて、僕はエヴァめちゃ好き!とかっていうわけではないですが 神話とか伝説とかが絡んだSF話はすごく好きです。 なぜなら中二心がくすぐられるからです。
妖怪ハンターの生命の木の話とか あと中二病全開の時に読んでいた永井豪のデビルマン系の話とかサイコの大塚英志が書いてた木島日記とか北神伝記とか。 字は多いんですが超わくわくします。
こういう話って基本的には作者独自の視点で仮定した神話・伝説って いう元で作られたフィクションなんですが、そうわかっていても、もっともらしく小難しいことが多く書いてあるので、「実はこの作者の話って本当なんじゃないか?」と錯覚しそうになるんですよねー。そんな所が素敵です。
諸星大二郎が暗黒神話のあとがきで、 「僕の漫画は壮大なウソ」であって内容は適当ですって書いててその言葉はすごくわくわくした。夢が膨らむなぁ。
そんなわけで僕は圧倒されそうな大きいものが好きです。 大仏とかも大好きです。でっかいから。 怪獣とかが出てきそうな山の中の湖とかも超好きです。 山を見たらだいだらぼっちを想像してしまいます。 長いものには巻かれたいです。
ではでは、おやすみなさい。